タカハシ カンジ   TAKAHASHI KANJI
  髙橋 寛二
   所属   関西医科大学  眼科学講座
   職種   非常勤講師
論文種別 症例報告
言語種別 日本語
査読の有無 査読あり
表題 硝子体手術中にパターンスキャンレーザーによる網膜光凝固瘢痕を乗り越えて網膜剥離をきたした1例
掲載誌名 正式名:臨床眼科
略  称:臨眼
ISSNコード:03705579
巻・号・頁 68(8),1205-1209
著者・共著者 吉川匡宣, 山田晴彦, 嶋千絵子, 城信雄, 高橋寛二
発行年月 2014/08
概要 【目的】パターンスキャンレーザーによる網膜光凝固瘢痕を乗り越えて硝子体手術中に網膜剥離をきたした一例を報告する。
【症例】64歳女性。当院内科で糖尿病を指摘され、眼底精査目的で当科受診。初診時矯正視力は右眼0.9, 左眼0.5。両眼増殖糖尿病網膜症を認め、パターンスキャンレーザーを用いて両眼に汎網膜光凝固を施行。2か月後、左眼硝子体手術を施行。術中、周辺部に網膜裂孔を認め、光凝固瘢痕を乗り越えて網膜剥離が拡大。そのため液空気置換の後、網膜裂孔周囲にレーザーを施行し網膜は復位。術後2年間、網膜剥離の再発はない。
【結語】今回のパターンスキャンレーザーの凝固条件では組織学的に網膜への接着が脆弱である可能性が示唆された。
DOI 10.11477/mf.1410105355
文献番号 2014314881