オオナカ マサユキ   OHNAKA MASAYUKI
  大中 誠之
   所属   関西医科大学  眼科学講座
   職種   講師
論文種別 原著(症例報告除く)
言語種別 日本語
査読の有無 査読あり
表題 近視性脈絡膜新生血管に対するラニビズマブ療法の効果
掲載誌名 正式名:臨床眼科
略  称:臨眼
ISSNコード:03705579
巻・号・頁 69(8),1147-1151
著者・共著者 木村元貴, 永井由巳, 三木克朗, 大中誠之, 千原智之, 高橋寛二
発行年月 2015/08
概要 目的:ラニビズマブ硝子体内投与(IVR) を行った近視性脈絡膜新生血管(mCNV) の短期成績の報告。
対象と方法:IVR後2か月以上経過観察ができたtreatment naïveのmCNV症例、26例26眼の視力、網膜厚、投与回数について後ろ向きに検討した。
結果:視力はIVR前と1か月後で有意な改善がみられたが(p<0.01)、最終観察時では有意差はみられなかった。中心窩網膜厚、病巣部網膜厚は、1か月後、最終観察時ともに有意な改善がみられた(p<0.01)。26眼中16眼が単回投与、10眼(38.5%) が複数回投与で、両群間の病変最大径に有意差はなく、病巣部網膜厚は複数回投与群が有意に厚かった(p<0.05)。
結論:IVRは有効な治療法であるが、複数回投与を要する例があり、IVR後の綿密な経過観察と投与方法の検討が必要であると思われた。
DOI 10.11477/mf.1410211438