オカザキ カズイチ
OKAZAKI KAZUICHI 岡崎 和一 所属 関西医科大学 附属香里病院 職種 病院長 |
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言語種別 | 日本語 |
種別 | 部分執筆 |
表題 | ドラッグデリバリーシステムと粘膜ワクチンの進歩 |
書名 | 生物医学研究・先進医療のための最先端テクノロジー-ドラッグデリバリーシステムDDS技術の新たな展開とその活用法(遺伝子医学別冊) |
ISBNコード | 9784944157938 |
編者名 | 田畑泰彦 |
版・巻・頁 | 98-103 |
出版社 | メディカルビュー社 |
出版地 (都市, 国名) | 大阪 |
著者・共著者 | 岡崎和一 |
発行年月 | 2003/06 |
概要 | 粘膜ワクチンは微生物に対する免疫反応を賦活化させ粘膜の感染を予防するとともに抗原特異的免疫寛容の誘導を介して全身的な炎症性疾患を治療することができる手段として近年,注目されている.粘膜アジュバントにはバクテリア毒素あるいはその誘導体,CpG-DNA,またTh1,Th2を誘導するサイトカイン,ケモカインなどが工夫されている.ウィルス様微粒子やバイオマテリアルによるマイクロスフェアーによる粘膜デリバリーワクチンは粘膜への送達だけでなく,抗原の持続的な作用が期待できる新しい方法である.DNAワクチンは粘膜表面に送達できるよう開発中であるが,ロタウィルス下痢に対する経口投与,インフルエンザに対する経鼻投与では強い副作用のため,実用化には今のところ至っていない.このような短所を克服する目的で新たなバイオマテリアルを用いたマイクロスフェアによる粘膜デリバリーも開発されつつある. |