ナガイ ヨシミ   NAGAI YOSHIMI
  永井 由巳
   所属   関西医科大学  眼科学講座
   職種   准教授
言語種別 日本語
発表タイトル シンポジウム:OCT up to date」後眼部OCT 網膜・脈絡膜
会議名 第55回日本視能矯正学会
発表者・共同発表者◎永井由巳
発表年月日 2014/11
開催地
(都市, 国名)
京都
概要 1997年に我が国に光干渉断層計(Optical coherence tomography;OCT)が導入され、17年になる。この間に、導入当初の解像レベルは10μmであったものが3μmと飛躍的に高くなり、網膜の10層構造はもとより脈絡膜から強膜にいたるまで詳細な観察が可能となった。
眼底検査や蛍光眼底造影(フルオレセイン蛍光造影、インドシアニングリーン蛍光造影)などで得られた平面的な情報にOCTの断層写真が加わったことで病態のより詳細な解明が可能となり診断の質は向上した。更に、OCTの解像度が高くなり、細かい病態の変化の経緯を観察できるようになったことから、侵襲の大きい蛍光造影を何度も行わずとも、治療効果の判断などを短時間で撮影できるOCTで行えるようになり、患者のみならず医療サイドにも有益な点が多い。
本日の講演では、正常眼のOCT画像の解説や日常診療でよくみる疾患の特徴的な所見の紹介を行い、基本的なOCTの読み方を解説するとともに撮影におけるコツなども実際の症例を提示してお示ししたい。また、最近発売されたOCTや研究レベルのOCTなどについても紹介する。