オツジ ツヨシ
OTSUJI TSUYOSHI 尾辻 剛 所属 関西医科大学 眼科学講座 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発表タイトル | シンポジウム:「コメディカルのための画像診断」眼底写真・こう撮って欲しい(眼科医の立場から) |
会議名 | 第30回日本眼循環学会 |
学会区分 | 全国規模の学会 |
講演区分 | シンポジウム・ワークショップ パネル(指名) |
発表者・共同発表者 | ◎尾辻 剛 |
発表年月日 | 2013/07 |
開催地 (都市, 国名) |
東京 |
概要 | 日常の眼科診療をしていますと、眼底所見からおおよそ診断がつくことは決してまれではありません。眼底検査では、網膜はもちろんのこと脈絡膜や視神経などの所見をとります。すなわち網膜疾患だけでなく、ぶどう膜炎や緑内障をはじめとする視神経疾患にも有用な検査です。
診察で眼底をみているのに、なぜ眼底写真を撮る必要があるのでしょうか。ひとつは記録を残すこと、もうひとつは眼底写真の方が所見をとりやすいことがあるからです。記録を残しておけば過去に遡って所見を確認することや、カンファレンスで相談すること、患者さんに病状の説明をすることができます。例えば緑内障では視神経線維層の欠損は眼底写真の方が明瞭に観察できますが、本講演では眼底写真でどのような疾患が診断できるのかについて、実際の症例を呈示しながら詳しく解説いたします。 また眼科医が行う眼底検査は一度にみえる範囲が狭く、羞明などで正確な所見をとることが困難な患者さんもいらっしゃいます。眼底写真は一度に広範囲の眼底所見がとれるので、患者さんの負担も軽減できるかもしれません。さらに負担を軽減するものとして、超広角走査レーザー検眼鏡(Optos®)という眼底カメラが発売されています。これは無散瞳で200度の画角をもった眼底カメラです。一度の撮影で赤道部を超えて撮影することができます。本講演では通常の眼底カメラに加えて、Optos®で撮影した症例も呈示して詳細に解説する予定です。 |