タカハシ カンジ   TAKAHASHI KANJI
  髙橋 寛二
   所属   関西医科大学  眼科学講座
   職種   非常勤講師
言語種別 日本語
発表タイトル 教育セミナー 網膜硝子体-加齢黄斑変性のレーザー治療- FA-guided PDT:PDTガイドライン
会議名 第32回日本眼科手術学会総会
学会区分 全国規模の学会
発表形式 口頭
講演区分 シンポジウム・ワークショップ パネル(指名)
発表者・共同発表者◎髙橋寛二
発表年月日 2009/01
開催地
(都市, 国名)
神戸
概要 加齢黄斑変性(AMD)に対する光線力学的療法(PDT)は、フルオレセイン蛍光造影(FA)所見をもとに治療を行う、いわゆるFA-guided PDTが基本である。このFA-guided PDTについて、欧米では2002年と2005年に、わが国では2004年にPDTの標準的な方法と注意点について1)、そして2008年に新ガイドライン調査に基づく日本人でのPDTの適応と治療指針が示された2)。この新ガイドラインでは、①日本人では全ての病変タイプに差異なく治療効果と適応がある、②ポリープ状脈絡膜血管症では、狭義AMDよりもPDTの効果が高く、PDTがより推奨される、③病変最大径1800μm未満の小さい病変にPDTが最も推奨されるが、5400μmを超える大きい病変でもPDTを行ってよい、④術前視力0.6以上の症例では治療後平均視力が低下するリスクを考えてPDTを行うべきであり、術前視力0.1未満の症例においてもPDTの有効性と適応がある、ことなどが明らかにされた。本セミナーでは、このようなわが国における新しいPDTガイドラインの骨子をもとに、今後PDTをどのように行っていけばよいかについて、実例を示しながら解説する。 1)眼科PDT研究会:日眼会誌108:234,2004、2)Ophthalmic PDT Study Group:Ophthalmology 115:585-585.e6,2008