タカハシ カンジ   TAKAHASHI KANJI
  髙橋 寛二
   所属   関西医科大学  眼科学講座
   職種   非常勤講師
言語種別 日本語
発表タイトル 色素血管母斑症に合併した早発型発達緑内障の1例
会議名 第20回日本緑内障学会
学会区分 全国規模の学会
発表形式 ポスター掲示
発表者・共同発表者◎越生佳世, 南部裕之, 城信雄, 舘野寛子, 高橋寛二, 爲政大幾
発表年月日 2009/11
開催地
(都市, 国名)
沖縄
概要 色素血管母斑症Ⅴ型に早発型発達緑内障を合併した症例を経験したので報告する。5か月男児。生下時より血管腫を認め、当院皮膚科を受診、全身の蒙古様青色斑と大理石様皮斑、顔面の単純性血管腫を認め色素血管母斑症Ⅴ型と診断、牛眼も指摘され当科受診された。角膜径は両眼13mm、眼圧は両眼19mmHg、隅角には色素沈着はなく虹彩高位付着を認めた。視神経乳頭陥凹拡大もみられ発達緑内障と診断、12時方向で両眼線維柱帯切開術を行った。術中、強膜とシュレム管に軽い色素沈着がみられた。術後は両眼15mmHg以下で経過したが、左眼は術後2年で20mmHgとなり、再度線維柱帯切開術を8時方向で行った。術前の隅角検査では色素沈着は確認できなかったが、術中、シュレム管に大量の色素沈着がみられた。本症例のような皮膚疾患に緑内障が合併するとの報告はあるが、シュレム管のメラノーシスが緑内障の進行に関与している可能性が示唆された。