タカハシ カンジ   TAKAHASHI KANJI
  髙橋 寛二
   所属   関西医科大学  眼科学講座
   職種   非常勤講師
言語種別 日本語
発表タイトル 滲出型加齢黄斑変性に対するRanibizumab硝子体内注射後の脈絡膜新生血管の変化
会議名 第64回日本臨床眼科学会
学会区分 全国規模の学会
発表者・共同発表者◎有澤章子, 永井由巳, 西川真生, 平本裕盛, 長央由里子, 久保木香織, 髙橋寛二
発表年月日 2010/11
開催地
(都市, 国名)
神戸
概要 【目的】滲出型加齢黄斑変性(AMD)に対してranibizumab硝子体内投与前後の脈絡膜新生血管(CNV)への効果について検討した。
【対象と方法】対象は、AMDに対してranibizumabを1か月毎に連続3回硝子体内投与し、投与開始前と3回投与後1か月目にフルオレセイン蛍光眼底造影(FA)を行った35例35眼である。病型は狭義AMD 25例25眼(predominantly classic 13例13眼、occult 12例12眼)、ポリープ状脈絡膜血管症(PCV)10例10眼であった。投与開始前と3回投与後1か月目の視力とCNVの収縮率を検討した。TOPCON社IMAGNETでFAを撮影し、PDT/MPS解析ソフトを用いて投与前・3回投与後1か月目のCNV面積を測定し、収縮率を求めた。
【結果】投与前と3回投与後1ヶ月目の平均視力は、predominantly classicは0.13、0.14、occult は0.36、0.42、PCV 0.35、0.43であった。治療前後におけるCNVの収縮率はpredominantly classic 91.6%、occult 101.9%、PCV 96.5%であった。
【結論】ranibizumabの3回硝子体内投与を行うと、predominantly classicはoccult CNVに比べ、CNVは収縮する傾向を認めた。