タカハシ カンジ   TAKAHASHI KANJI
  髙橋 寛二
   所属   関西医科大学  眼科学講座
   職種   非常勤講師
言語種別 日本語
発表タイトル 不同視弱視の治療前後におけるOCTを用いた黄斑部網膜厚の検討
会議名 第42回関西医科大学眼科同窓会 春の勉強会
発表者・共同発表者◎津田メイ, 安藤彰, 井上千鶴, 南野桂三, 宮島理乃, 上原雅美, 西村哲哉, 髙橋寛二
発表年月日 2013/05
開催地
(都市, 国名)
大阪
概要 目的 小児の不同視弱視の患者に対し、OCTを用いて黄斑部網膜厚を測定し、同一患者の患眼と健眼の比較、治療前後の変化について前向きに検討した。
対象と方法 無治療の遠視性不同視弱視で、1年以上経過を追えた8例。治療前と治療1年後でOCT(RTVue-100® optovue社)のMM5スキャンパタ―ンを用いて9区画を解析した。
結果 初診時平均年齢は5.6歳、平均屈折度数は健眼2.02±1.14D、患眼5.31±1.09Dであった。治療前の平均中心部網膜厚は健眼229.1±14.0μm、患眼240.4±30.8μm(p<0.001)、1年後は健眼234.3±18.0μm、患眼235.6±17.7μm(p<0.001)であった。他の区画全てで、治療前及び1年後の健眼と患眼の平均網膜厚は患眼の方が厚く、有意差を認めた。しかし患眼の治療前と治療1年後の平均網膜厚には変化がなかった。
結論 遠視性不同視弱視において治療前も視力が発達した1年後も、患眼は健眼より黄斑部網膜厚は厚い。