タカハシ カンジ   TAKAHASHI KANJI
  髙橋 寛二
   所属   関西医科大学  眼科学講座
   職種   非常勤講師
言語種別 日本語
発表タイトル この蛍光眼底写真をどう読むか?その13  治療方針決定
のための蛍光造影とOCT 読影
会議名 第69回日本臨床眼科学会
学会区分 全国規模の学会
発表者・共同発表者◎飯田知弘, 髙橋寛二, 五味文
発表年月日 2015/10
開催地
(都市, 国名)
名古屋
概要 黄斑疾患に対する治療の選択肢が増えてきたが、その決定には正確な
診断が必要である。光干渉断層計(OCT) などの画像診断の進歩により、
黄斑疾患の診断は精度が増し、また容易になってきたが、OCT 所見だ
けを頼りに診断をしていると思わぬ落とし穴にはまる危険性もある。フ
ルオレセイン蛍光眼底造影(FA) とインドシアニングリーン蛍光眼底造
影(IA) は、診断、治療方針の決定とその評価に際して、いまだに重要
な役割を担っている。
13 回目を迎える本コースでは、「治療方針決定のための蛍光造影とOCT
読影」をテーマとして、以下のような代表疾患にフォーカスを当て、そ
の治療方針を決定する際に、FA、IA やOCT をどのように読影したら
よいのかを呈示する。
1)糖尿病網膜症・網膜静脈閉塞症
2)加齢黄斑変性
3)その他の黄斑疾患
眼底所見に加えてOCT や造影検査の結果を総合的に解釈して、病態の
正確な把握、診断から治療へと導く考え方、注意すべき事項を解説す
る。
蛍光造影は眼科診療の基本検査であるにもかかわらず、現在では系統的
な教育を受ける機会が少なくなっている。基本に沿ってポイントを押さ
えてOCT や蛍光造影所見を読影すると、一枚の画像からも得られる情
報は多く、本コースで知識を整理することにより治療方針を決定する診
断力の向上が得られると考える