タカハシ カンジ   TAKAHASHI KANJI
  髙橋 寛二
   所属   関西医科大学  眼科学講座
   職種   非常勤講師
言語種別 日本語
発表タイトル この蛍光眼底写真をどう読むか?その14 黄斑疾患の蛍光造影とOCTの読影
会議名 第70回日本臨床眼科学会
学会区分 全国規模の学会
発表者・共同発表者◎飯田知弘, 五味文, 高橋寛二
発表年月日 2016/11
開催地
(都市, 国名)
京都
概要 黄斑疾患の診断は、光干渉断層計(OCT)などの画像診断の進歩により精度が増し、また容易になってきたが、OCT所見だけを頼りにしていると思わぬ落とし穴にはまる危険性がある。フルオレセイン蛍光眼底造影(FA)とインドシアニングリーン蛍光眼底造影(IA)は、診断、治療方針の決定とその評価に際して、いまだに重要な役割を担っている。
14回目を迎える本コースでは、「蛍光造影とOCTの読影」をテーマとして、代表的な黄斑疾患の診断にフォーカスを当て、下記の内容でFA、IAやOCT、さらに最近注目されているOCT angiography (OCTA)の所見をどのように読影したらよいのかを呈示する。
1) 造影、OCTとOCTA読影のための基本事項
2) 糖尿病網膜症・網膜静脈閉塞症など網膜主体の病変
3) 加齢黄斑変性・中心性漿液性脈絡網膜症など脈絡膜主体の病変
眼底所見に加えてOCTや造影検査の結果を総合的に解釈して、病態の正確な把握、診断から治療へと導く考え方、注意すべき事項を解説する。
蛍光造影は眼科診療の基本検査であるにもかかわらず、現在では系統的な教育を受ける機会が少なくなっている。基本に沿ってポイントを押さえてOCTや蛍光造影所見を読影すると、一枚の画像からも得られる情報は多く、本コースで知識を整理することにより診断力の向上が得られると考える。