ナカウチ タダシ   NAKAUCHI TADASHI
  中内 正志
   所属   関西医科大学  眼科学講座
   職種   非常勤講師
言語種別 日本語
発表タイトル アルゴンレーザーとYAGレーザーを併用したレーザー虹彩切開術による角膜内皮細胞への長期的な影響
会議名 第45回関西医科大学眼科同窓会 春の勉強会
発表形式 口頭
講演区分 一般
発表者・共同発表者◎加賀郁子, 城信雄, 中内正志, 吉川匡宣, 千原智之, 浜野和代, 南部裕之, 髙橋寛二
発表年月日 2016/05
開催地
(都市, 国名)
大阪
概要 【目的】アルゴンとYAGレーザーを併用したレーザー虹彩切開術(LI)の角膜内皮への長期的な影響を後ろ向きに検討。
【対象および方法】2006年3月から2011年9月までに関西医大附属病院にてLIを施行した原発閉塞隅角症疑い(PACS)、原発閉塞隅角症(PAC)、原発閉塞隅角緑内障(PACG)で急性型を除いた280眼のうち、LI後3年以上経過し内皮検査を行った52例87眼につき、内皮細胞密度(CD)、六角形細胞比率(6A)、変動係数(CV)を術前後で比較した。
【結果】LI施行時年齢は平均67.0歳、病型の内訳はPACS46眼、PAC30眼、PACG11眼。術後経過は平均65.5か月であった。
CDは術前2726±269から術後2692±227個/㎟と不変であった。平均変化率は0.19%/年だが、2%/年を超える減少が11眼(12.6%)にみられた。6Aは55.3±11.9%から46.0±7.6%と有意に減少し、CVは34.4±7.7から42.1±6.9と有意に増加した。
【結論】LI術後約5年でCD減少はなかったが、6AおよびCVは有意に悪化し、YAGレーザーを併用してもLIは角膜内皮に影響を及ぼしていると考えられた。