ワテ　レイカ   WATE REIKA   和手　麗香    所属   関西医科大学  神経内科学講座    職種   非常勤講師
言語種別	日本語
発表タイトル	筋疾患筋組織におけるO-GlcNAc修飾蛋白の分布
会議名	第50回日本神経学会総会
学会区分	全国規模の学会
発表形式	ポスター掲示
講演区分	一般
発表者・共同発表者	◎中村聖香, 中野智, 西井誠, 和手麗香, 新出明代, 金子鋭, 日下博文
発表年月日	2009/05
開催地 （都市, 国名）	仙台
概要	【背景と目的】セリン/スレオニン残基のO-GlcNAC化は蛋白質翻訳後修飾の一つで、 細胞内シグナル伝達や核・細胞質間輸送を制御する。疾患筋組織におけるGlcNAC修飾 蛋白の分布を検討した。 【対象】封入体筋炎(10例)・多発筋炎(10)・皮膚筋炎(4)・DMRV(3)・神経原性筋萎縮症(5)・その他(10)の生検筋のクリオスタット切片を作成、 １次抗体としてO-GlcNACに対するモノクローナル抗体を用い免疫組織化学的に検討し た。【結果】正常対象では核および細胞膜に陽性反応がみられた。再生筋では核と細 胞質に強い反応がみられた。疾患に関係なく、小径線維を中心に細胞膜の反応性が消 失している像が一部の例で見られた。封入体筋炎やDMRVの空胞化線維において細胞膜 の反応はしばしば消失、時に空胞辺縁が陽性、細胞核には強い陽性反応がみられた。 【考察と結論】RV辺縁の陽性反応は核蛋白質由来と推定される。疾患筋細胞では細胞 膜、細胞質や核の蛋白質O-GlcNAC修飾に変化がみられる。