ヒダカ ヒロシ
HIDAKA HIROSHI 日高 浩史 所属 関西医科大学 耳鼻咽喉科・頭頸部外科学講座 職種 准教授 |
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論文種別 | その他 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読なし |
招待の有無 | 招待あり |
表題 | 耳鼻咽喉科疾患に対する薬物療法 ガマ腫・唾石症 |
掲載誌名 | 正式名:ENTONI 略 称:ENTONI ISSNコード:13462067 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 218,120-125 |
著者・共著者 | 鈴木貴博, 日高浩史, 太田伸男 |
担当区分 | 2nd著者 |
発行年月 | 2018/04 |
概要 | ガマ腫は舌下腺から唾液が周囲間隙に漏出することにより発生する貯留嚢胞と考えられている。好発年齢は10~20歳代の若年者で10歳未満の小児にもしばしばみられる。保存的治療として硬化療法があり、これはOK-432を嚢胞内に局所注入しガマ腫の壁を癒着させることにより貯留腔を消失させるものである。治療後に嚢胞の再増大がみられた場合も本治療を繰り返し行うことで9割以上の症例で治癒が期待できる。唾石症は顎下腺に発生することが多く、その好発年齢は20~40歳代で小児例は少ない。小児症例では比較的サイズの小さい唾石が多く、ワルトン管開口部付近に局在することが多い。急性化膿性顎下腺炎が生じた場合は、成人例と同様にまず抗菌薬投与により炎症を鎮静化させる。自然排出も期待できるので、唾液腺マッサージや酸味のあるものを摂取してもらい唾液分泌を促すように指導する。保存的治療で排出されない場合は外科的に唾石を摘出する。 |
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