ヒダカ ヒロシ
HIDAKA HIROSHI 日高 浩史 所属 関西医科大学 耳鼻咽喉科・頭頸部外科学講座 職種 准教授 |
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論文種別 | 総説 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
招待の有無 | 招待あり |
表題 | 高齢者のための新しい補聴器(クレイダ型完全デジタル補聴器)の開発. |
掲載誌名 | 正式名:耳鼻咽喉科展望 略 称:耳鼻展望 ISSNコード:03869687 |
巻・号・頁 | 39(3),237-245 |
著者・共著者 | 高坂知節, 川瀬哲明, 高橋 辰, 日 浩史, 曽根敏男, 鈴木陽一 |
発行年月 | 1996/05 |
概要 | 感音性難聴,中 で も老人性難聴 で は域値 の上 昇以外 に様々な聴覚 特性 の変化 をきたすが,ク レイダ型 完全 デ ィジタル補聴 器で は,そ の うち特 に重要 な問題 で あるダイナ ミック レンジの狭 小化 とそれ に伴 う入 出力の非線形化に対応 した聴覚補償 を行 い,よ り快適 な補聴 を実現 す るよ うに設 計 された。
今回の感 音性難聴者を対象 とした ク レイダ型完全 デ ジタル補聴器 の臨床評価実験 で も優れ た補聴 効果が示 され,う るささの軽減 された快適 な補聴器 とい う評価 を得 る ことがで きた。本 デ ジタル補聴 器 の特性 は,ラ ウ ドネ ス補償 に基づ いて自由な設定 がで きる反 面,最 適補償 量 の決定 は必ず し も容 易ではな く,こ の補聴 器 の適合 には数 回の調 整が必要 な こ とも事 実で ある。いずれ にして も,老人性難 聴 の患者 は年々増加 して お り,デ ジタル信 号処理技術 を用 いた補聴器 は、老人性 難聴 を含 めた感音性 難聴 の聴覚 をよ り理想 的 に補償 す る もの として,今 後,さ らに注 目され る と思わ れ る。 われわれ の開発 した ク レイ ダシステム によるデジタル補聴器 ク リア トー ンは,そ の よ うな時代 に向けての試金石として,世 界 に先駆 けて平成7年 に実用化 に踏 み切 ったが,こ れか らも様 々 な障害 を乗 り越 えなが ら改良 を重 ね,次第 に完成 された補聴器 となってい くもの と考 える。 |
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