ナガイ ヨシミ
NAGAI YOSHIMI 永井 由巳 所属 関西医科大学 眼科学講座 職種 准教授 |
|
論文種別 | 総説 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読なし |
表題 | 加齢黄斑変性診療ガイド 維持期の長期管理 |
掲載誌名 | 正式名:あたらしい眼科 ISSNコード:0910-1810 |
巻・号・頁 | 30(12),1689-1693 |
著者・共著者 | 永井 由巳 |
担当区分 | 筆頭著者 |
発行年月 | 2013/12 |
概要 | 【和文要約】
滲出型加齢黄斑変性(exudative age-related macular degeneration:AMD)に対する治療として、血管内皮細胞増殖因子(vascular endothelial growth factor:VEGF)を抑制する抗VEGF剤の硝子体内投与が広く行われるようになった。日本眼科学会の加齢黄斑変性治療指針1)でも、中心窩を含む脈絡膜新生血管(choroidal neovascularization:CNV)を認めるAMDに対する治療は、抗VEGF療法或いは光線力学療法(photodynamic therapy:PDT)と抗VEGF療法の併用療法が推奨されている。この抗VEGF療法はCNVの活動性を抑制して視力を回復させる導入期と、その後に回復した視力を維持させる維持期とに分けて治療戦略や治療効果を考える必要がある。特に、本邦で抗VEGF剤が承認されて5年が過ぎ、長期にわたる治療戦略が課題となっている。AMDは慢性疾患であり、維持期における再発を認める症例も多く、またその時期については病型や個々の病態によっても異なっている。その維持期における観察、再投与についての現時点での考え方を述べる。 |