ナガイ ヨシミ
NAGAI YOSHIMI 永井 由巳 所属 関西医科大学 眼科学講座 職種 准教授 |
|
論文種別 | 総説 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読なし |
表題 | 【特集】OCTを読む:加齢黄斑変性の[OCTを読む] |
掲載誌名 | 正式名:あたらしい眼科 略 称:あたらしい眼科 ISSNコード:0910 - 1810 |
巻・号・頁 | 31(12),1779-1788 |
著者・共著者 | 永井 由巳 |
担当区分 | 筆頭著者 |
発行年月 | 2014/12 |
概要 | 【和文要約】
加齢黄斑変性(age-related macular degeneration;AMD)は近年の検査や治療法の進歩に伴い、受診者数が大きく増加している。従来は、診断を行う上でフルオレセイン蛍光眼底造影(fluorescein angiography;FA)やインドシアニングリーン蛍光眼底造影(indocyanine green angiography;IA)などを頻繁に行っていたが、1997年に本邦に光干渉断層系(optical coherence tomography;OCT)が導入されてより正確な診断を行えるようになった。OCTは導入以降今日に至るまでの間に画像の解像度の目覚ましく進歩し、短時間で詳細な画像所見を得ることが可能となったこともあり、侵襲性の強いFAやIAを行わなくてもOCTの画像だけで病態の把握や診断が可能な症例も多くなった。また、以前は治療後の経過の観察を行う上でもFAやIAを必要時に行っていたが、OCTで治療後の病態の判断が可能となったので、高齢者が多いAMD診療においてOCTは欠かすことのできない検査となっている。 |