タカハシ カンジ
TAKAHASHI KANJI 髙橋 寛二 所属 関西医科大学 眼科学講座 職種 非常勤講師 |
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言語種別 | 日本語 |
発表タイトル | 加齢黄斑変性治療の新しい流れ |
会議名 | 第6回神戸市立医療センター西市民病院 眼科オープンカンファレンス |
発表形式 | 口頭 |
発表者・共同発表者 | ◎髙橋寛二 |
発表年月日 | 2009/02 |
開催地 (都市, 国名) |
神戸 |
概要 | 滲出型加齢黄斑変性(AMD)の脈絡膜新生血管(CNV)に対する治療は、ここ数年で大きく変化してきた。その治療には、破壊的治療法であるレーザー光凝固を初めとして様々な治療が試みられてきたが、AMDそのものの病態バリエーションの大きさとCNVの難治性ゆえ確実に多数例で視力を維持あるいは改善する治療法はなかった。2004年にわが国で開始された光線力学的療法(PDT)は、広く用いられて約5年が経過し、AMDの視力予後を大きく改善したが、その効果は大半が視力維持であり視力改善は約2割にとどまっている。その後、最近臨床に本格的に導入されようとしている抗血管内皮増殖因子薬(抗VEGF薬)は、視力維持するだけでなく高い視力改善効果も期待されており、薬物治療への大きな新しい流れを生じている。本講演ではAMDに対するPDTの総括と新しい薬物療法の現状と今後の展望について述べる。 |