タカハシ カンジ
TAKAHASHI KANJI 髙橋 寛二 所属 関西医科大学 眼科学講座 職種 非常勤講師 |
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言語種別 | 日本語 |
発表タイトル | 光干渉断層計による原田病の脈絡膜所見 |
会議名 | 第372回大阪眼科集談会 |
学会区分 | 地方会 |
発表形式 | 口頭 |
講演区分 | 一般 |
発表者・共同発表者 | ◎井上千鶴, 有澤章子, 山田晴彦, 二階堂潤, 高橋寛二 |
発表年月日 | 2009/10 |
開催地 (都市, 国名) |
大阪 |
概要 | 【目的】光干渉断層計(OCT)による原田病脈絡膜所見の検討【対象と方法】2006年4月から2009年5月に、急性期にOCTを施行した原田病16例32眼。脈絡膜中大血管反射が明瞭に得られるか否かによって脈絡膜反射の減弱・欠損を判定、治療前後で脈絡膜反射の変化を検討した。【結果】治療前、32眼中29眼(91%)に脈絡膜反射の減弱・欠損を、12眼(38%)に脈絡膜ひだを認めた。ステロイド治療開始後、OCTを施行した24眼中14眼で脈絡膜反射の減弱・欠損は消失、脈絡膜ひだは10眼中全例で消失した。【考察】原田病では、脈絡膜にびまん性肉芽腫と呼ばれる類上皮細胞、リンパ球の強い浸潤を来し、これらが脈絡膜表層まで至ることにより今回のOCT所見が得られたと考えられた。【結論】原田病急性期におけるOCTでの脈絡膜反射の減弱・欠損所見は脈絡膜における炎症の指標と考えられ、診断根拠の1つとなりうる可能性がある。 |