タカハシ カンジ
TAKAHASHI KANJI 髙橋 寛二 所属 関西医科大学 眼科学講座 職種 非常勤講師 |
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言語種別 | 日本語 |
発表タイトル | 加齢黄斑変性の病態と最新治療 |
会議名 | 兵庫県眼科医会総会特別講演会 |
招聘 | 招聘 |
発表者・共同発表者 | ◎髙橋寛二 |
発表年月日 | 2009/10 |
開催地 (都市, 国名) |
神戸 |
概要 | 滲出型加齢黄斑変性(AMD)はわが国でも急増中の高齢者のQOLを脅かす難治性疾患である。昨年、わが国での分類と診断基準が定められ、治療では血管閉塞療法である光線力学的療法(PDT)が一般的となり、最近、血管内皮増殖抑制を目的とする抗VEGF療法が出現した。滲出型AMDは狭義AMD、ポリープ状脈絡膜血管症(PCV)、網膜血管腫状増殖(RAP)の3病型に分類され、それぞれ網膜色素上皮下あるいは網膜下での毛細血管増殖(狭義AMD1型、2型新生血管)、網膜色素上皮直下での成熟血管塊の形成(PCV)、網膜内での増殖活性の強い新生血管(RAP)、と異なった病態を示す。病態から考えて、網膜下新生血管には抗VEGF療法、PCVを主とする網膜色素上皮下病変にはPDT、両者が併存する場合には抗VEGF薬-PDT併用療法、最も難治であるRAPにはステロイド薬を加えた3種併用療法が理に適っていると考えられる。加齢黄斑変性の病態に応じた現時点での最新の治療方法について述べる。 |