タカハシ カンジ
TAKAHASHI KANJI 髙橋 寛二 所属 関西医科大学 眼科学講座 職種 非常勤講師 |
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言語種別 | 日本語 |
発表タイトル | 加齢黄斑変性の病態と治療戦略 |
会議名 | 第2回千葉県眼科医会学術講演会 |
学会区分 | 地方会 |
招聘 | 招聘 |
発表形式 | 口頭 |
講演区分 | 特別講演・招待講演など |
発表者・共同発表者 | ◎髙橋寛二 |
発表年月日 | 2010/01 |
開催地 (都市, 国名) |
浦安 |
概要 | 加齢黄斑変性の病態と治療適応
滲出型加齢黄斑変性(AMD)はわが国でも急増中の高齢者のQOLをおびやかす難治性疾患である。昨年、わが国での加齢黄斑変性の分類と診断基準が公表され、加齢黄斑変性診断のスタンダードとなる所見が明らかにされた。加齢黄斑変性のうち、滲出型AMDは狭義AMDと特殊型であるポリープ状脈絡膜血管症(PCV)、網膜血管腫状増殖(RAP)の3つの病型に分類され、病態としてそれぞれ網膜色素上皮下あるいは網膜下での毛細血管増殖(狭義AMD1型、2型新生血管)網膜色素上皮直下での比較的成熟した血管塊の形成(PCV)、網膜内での増殖活性の強い血管新生(RAPあるいは3型新生血管)と、かなり特徴的な異なった病態を示す。このような病態の違いに応じて、この3病型間には眼底所見にも明らかな違いが認められ、また最近盛んになっている光線力学的療法や抗血管新生療法への反応性にも違いが見られる。本講演では加齢黄斑変性の各病態に応じた最近の治療適応決定の考え方について述べる予定である。 |