タカハシ カンジ
TAKAHASHI KANJI 髙橋 寛二 所属 関西医科大学 眼科学講座 職種 非常勤講師 |
|
言語種別 | 日本語 |
発表タイトル | 教育セミナー:眼科専門医志向者トレーニングコース 「黄斑疾患の診かた」 |
会議名 | 第114回日本眼科学会 |
学会区分 | 全国規模の学会 |
発表者・共同発表者 | ◎髙橋寛二 |
発表年月日 | 2010/04 |
開催地 (都市, 国名) |
名古屋 |
概要 | 黄斑疾患では網脈絡膜の各層に多種多様な病変が発生する。黄斑疾患の病態理解と診断のトレーニングには解剖学的および病理学的知識が不可欠であり、常に網脈絡膜のどの層にどのような病変がおこっているのかを考えながら診療にあたることが重要である。
黄斑疾患の診察の第1歩であり、しかも最も重要なポイントは眼底所見を如何に詳細に観察するかにある。最新の検査機器に頼る前にまず自分の目で眼底病変を細かく観察し、その後に種々の画像診断によって病態をさらに詳細に把握し、それを自分が読んだ眼底所見にフィードバックするトレーニングを重ねることが重要である。本講演では黄斑疾患を診断する際の基礎知識を整理し、主要疾患をどのように診るかについての解説を行う。 予定している主な講演内容は以下のようである。 1)黄斑の解剖:黄斑部網脈絡膜の解剖学的特殊性について 2)黄斑疾患の診察方法:スリットランプを用いた立体的観察の重要性 3)黄斑疾患の眼底所見:黄斑疾患に特徴的な眼底所見と様々な兆候について 4)黄斑疾患の画像診断:フルオレセイン蛍光眼底造影、インドシアニングリーン蛍光眼底造影、光干渉断層計、網膜電図の用い方 5)黄斑疾患各論:黄斑上膜、黄斑円孔、黄斑浮腫、中心性漿液性脈絡網膜症、加齢黄斑変性、黄斑ジストロフィーにおける標準的所見とその読み |