タカハシ カンジ
TAKAHASHI KANJI 髙橋 寛二 所属 関西医科大学 眼科学講座 職種 非常勤講師 |
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言語種別 | 日本語 |
発表タイトル | 加齢黄斑変性の病態と治療戦略 |
会議名 | 第53回山梨県眼科集談会 |
発表者・共同発表者 | ◎髙橋寛二 |
発表年月日 | 2010/04 |
開催地 (都市, 国名) |
甲府 |
概要 | 滲出型加齢黄斑変性(AMD)はわが国でも急増中の高齢者のQOLを脅かす難治性疾患である。一昨年、我が国での加齢黄斑変性の分類と診断基準が公表され、加齢黄斑変性診断のスタンダードとなる所見が明らかにされた。加齢黄斑変性のうち滲出型AMDは狭義AMDと特殊型であるポリープ状脈絡膜血管症(PCV)、網膜血管腫状増殖(RAP)の3病型に分類され、病態として網膜色素上皮下あるいは網膜下での新生血管増殖をきたす狭義AMD(1型、2型新生血管)、網膜色素上皮直下で比較的成熟した血管が血管塊を形成するPCV、網膜内で増殖活性の高い血管新生をきたすRAP(3型新生血管)と、それぞれが特徴的な異なった病態を示す。このような病態に応じて、この3病型間には眼底所見にも明らかな違いが認められ、また最近盛んになってきている光線力学療法や抗VEGF薬への反応性にも違いが認められる。本講演では加齢黄斑変性の各病態に応じた最近の治療戦略について述べる予定である。 |