タカハシ カンジ
TAKAHASHI KANJI 髙橋 寛二 所属 関西医科大学 眼科学講座 職種 非常勤講師 |
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言語種別 | 日本語 |
発表タイトル | 小胞体ストレス負荷時の網膜色素上皮細胞におけるtight junctionの変化 |
会議名 | 第114回日本眼科学会総会 |
学会区分 | 全国規模の学会 |
発表者・共同発表者 | ◎吉川匡宣, 緒方奈保子, 伊豆田洋志, 嶋澤雅光, 原英彰, 高橋寛二 |
発表年月日 | 2010/04 |
開催地 (都市, 国名) |
名古屋 |
概要 | 【目的】小胞体(ER)ストレスが糖尿病や神経変性疾患の原因であることが明らかになりつつある。またERストレスによって炎症性サイトカインの発現が増強する。このERストレスによる炎症性サイトカインの誘導が糖尿病網膜症や加齢黄斑変性の発生の一因であるとされている。網膜色素上皮(RPE)の機能は糖尿病網膜症や加齢黄斑変性の病態に関与する。そこでERストレスを負荷しRPEにおけるtight junctionの変化を検討した。
【方法】ヒト網膜色素上皮細胞(ARPE19)にERストレスを惹起するTunicamycin(TM:1μg/ml)、Thapsigargin(TG:1μM)をそれぞれ添加した。6、12、24、48時間後にERストレス発現の指標としてGRP78/BipおよびC/EBP-homologous protein(CHOP)、tight junctionとして zonula occludens(ZO)-1、occludin、claudin 1、さらに血管内皮増殖因子(VEGF)および色素上皮由来因子(PEDF)の発現をreal time PCR法で検討した。 【結果】TM、TG 負荷でGRP78/BipおよびCHOP(40倍以上)の発現が増加していた。ZO-1、occludin、claudin1の発現も増加した。さらにVEGF とoccludinは経時的に発現が増加した。しかしVEGFとPEDFの発現に明らかな相関はなかった。 |