タカハシ カンジ
TAKAHASHI KANJI 髙橋 寛二 所属 関西医科大学 眼科学講座 職種 非常勤講師 |
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言語種別 | 日本語 |
発表タイトル | RetCamⅡを用いて観察したBloch-Sulzberger症候群の1例 |
会議名 | 第377回大阪眼科集談会 |
学会区分 | 地方会 |
発表者・共同発表者 | ◎加茂佑子, 西川真生, 山田晴彦, 髙橋寛二
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発表年月日 | 2010/08 |
開催地 (都市, 国名) |
大阪 |
概要 | 【緒言】RetCamⅡを用いて眼底病変の観察が可能であったBloch-Sulzberger症候群の症例を経験したので報告する。
【症例】生後1日、満期産の女児。出生時より四肢・体幹に紅斑・丘疹を認め、平成21年7月31日当院NICUに搬送、末梢血検査、皮膚病理学的検査で色素失調症と診断された。眼底所見において右眼は網膜血管の発育は良好であったが、左眼は耳側周辺部の網膜血管に拡張蛇行と途絶、血管吻合と網膜新生血管がみられRetCamⅡにて明瞭に観察できた。増殖性変化の進行抑制のため生後36日目に左眼の無血管領域に単眼倒像レーザーによる網膜光凝固術を施行した。その後、網膜血管の拡張蛇行は消失し増殖性変化は消退した。10カ月経過した現在、皮膚・眼病変以外に異常所見はなく全身状態は良好である。 【結論】色素失調症が疑われたら早急な眼底検査が必要であり、RetCamⅡは眼底観察と記録に有用であった。 |