タカハシ カンジ   TAKAHASHI KANJI
  髙橋 寛二
   所属   関西医科大学  眼科学講座
   職種   非常勤講師
言語種別 日本語
発表タイトル ニデック社製22ゲージチップを用いた1.8mmコアキシャル極小切開白内障手術
会議名 第65日本臨床眼科学会
学会区分 全国規模の学会
発表形式 ポスター掲示
講演区分 一般
発表者・共同発表者◎垰本慎, 木村元貴, 小林敦, 髙橋寛二
発表年月日 2011/10
開催地
(都市, 国名)
東京
概要 【目的】近年、白内障手術の小切開化が進み、1.8mmという極小切開からのコアキシャル法による白内障手術も報告され始めている。今回我々は、新しく開発されたニデック社製の22ゲージ(G)超音波チップおよび、I/Aチップを使用する機会を得たので、その臨床成績を報告する。
【対象と方法】対象は、2011年1月から5月の間に、同一術者が22Gチップを用いて水晶体超音波乳化吸引術(PEA)+眼内レンズ挿入術(IOL)を行った32眼。手術方法は、ニデック社製22G超音波チップ、22GI/Aチップ及び専用スリーブを用いたPEA+IOLで、切開創はマニー社製1.8mmスリットナイフを用いた1面切開、手術装置はニデック社製CV-30000を使用した。対照として、同時期に同一術者が2.3mm切開21GPEA+IOLを行った33眼を用い、手術時間、有効超音波発振時間、平均超音波出力、平均角膜内皮減少率を比較した。
【結果】1.8nn群、2.3mm群の順に、手術時間は8.2分・7.7分、有効超音波発振時間は32秒・25秒、平均超音波出力は25%・22%、平均角膜内皮減少率は3.2%・3.7%で、いずれも両群間に有意差を認めなかった。また両群とも創閉鎖に縫合を要したものはなく、術後合併症も認めなかった。
【結論】新しいニデック社製22Gチップを用いて1.8mm極小切開によるコアキシャル法白内障手術が安全に行えた。