タカハシ カンジ
TAKAHASHI KANJI 髙橋 寛二 所属 関西医科大学 眼科学講座 職種 非常勤講師 |
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言語種別 | 日本語 |
発表タイトル | タフルプロスト点眼薬による眼圧下降効果 |
会議名 | 第22回日本緑内障学会 |
学会区分 | 全国規模の学会 |
発表者・共同発表者 | ◎加賀郁子, 福本敦子, 城信雄, 南部裕之, 中内正志, 宍戸奈美, 松村美代, 髙橋寛二 |
発表年月日 | 2011/09 |
開催地 (都市, 国名) |
秋田 |
概要 | 【目的】タフルプロスト単剤使用で20%眼圧下降の達成率、非達成症例での他剤変更、追加投与による眼圧下降効果について検討。
【対象および方法】対象は未治療の原発開放隅角緑内障48例48眼、落屑緑内障2例2眼。治療前3回の平均眼圧をベースラインとし、点眼開始後1か月毎に計3回眼圧測定し、平均眼圧が20%以上下降すれば有効とし点眼継続、20%未満であれば無効としラタノプロストに変更。変更後も眼圧下降が20%未満であれば眼圧下降率の高い方を継続の上、ブリンゾラミドを追加した。 【結果】タフルプロスト単剤による20%眼圧下降達成率は50眼中23眼46.0%で、高眼圧(20mmHg超)9眼、highteen(15〜20mmHg)26眼、lowteen(14mmHg以下)15眼に分け検討すると、達成率は各々4眼44.4%、14眼53.8%、5眼33.3%であった。眼圧下降が得られず、ラタノプロストへの変更あるいはブリンゾラミド追加投与に同意した症例のうち、高眼圧群4眼中2眼、highteen群7眼中3眼、lowteen群4眼中1眼で20%以上の眼圧下降が見られた。タフルプロストの副作用として結膜充血22眼44%、色素沈着2眼4%、点状表層角膜症、刺激感、睫毛異常を各々1眼2%に認めたが、いずれも軽度で継続投与可能であった。 【結論】タフルプロスト単独投与では、眼圧が15mmHg以上の症例では半数以 上の症例で20%以上の眼圧下降がみられたがlowteenでの症例では達成率は低く33.3%であった。 |