タカハシ カンジ   TAKAHASHI KANJI
  髙橋 寛二
   所属   関西医科大学  眼科学講座
   職種   非常勤講師
言語種別 日本語
発表タイトル 重症のアレルギー反応のためにインフリキシマブ投与を中断した後も寛解を維持しているベーチェット病の1例
会議名 第381回大阪眼科集談会
学会区分 地方会
発表形式 口頭
講演区分 一般
発表者・共同発表者◎小池直子, 尾辻剛, 伊藤量基, 木本高志, 三間由美子, 西村哲哉, 高橋寛二
発表年月日 2011/04
開催地
(都市, 国名)
大阪
概要 目的:ベーチェット病に対してインフリキシマブの全身投与が行われているが、寛解患者に対する中止時期には明確な指針がない。今回、反復するアレルギーのためインフリキシマブ治療が中断された後、1年間寛解維持している症例を経験した。
症例:35歳男性。右眼のベーチェット病の診断で、ステロイド投与にて一旦消炎したが、2か月後に再燃し当科を受診した。初診時ベーチェット病の診断基準を満たしており、インフリキシマブ投与を開始した。投与開始1か月後には消炎しその後発作はなかった。導入から12か月後、投与時に全身に蕁麻疹が発現し、その後もステロイドを併用してもアレルギー反応を繰り返すためインフリキシマブ投与は中止となった。中止後1年間発作はない。
結論:本症例はインフリキシマブ導入時期が早く、導入前発作回数も2回と少なかった。また導入後も発作がなく、この様な安定した症例ではインフリキシマブは中止できるかも知れない。