タカハシ カンジ
TAKAHASHI KANJI 髙橋 寛二 所属 関西医科大学 眼科学講座 職種 非常勤講師 |
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言語種別 | 日本語 |
発表タイトル | Decalcificationを生じ網膜内へ強い突出をきたした脈絡膜骨腫の1例 |
会議名 | 第118回京都都眼科学会 |
発表者・共同発表者 | ◎吉川匡宣, 髙橋寛二, 三木克朗, 西川真生 |
発表年月日 | 2012/07 |
開催地 (都市, 国名) |
京都 |
概要 | 【諸言】脈絡膜骨腫は若年女性みられ、視神経乳頭や黄斑部周囲に異所性の骨形成を生じる稀な良性腫瘍である。
【症例】33歳女性。1999年に近医を受診し左眼脈絡膜骨腫と診断された。2006年1月に当院へ紹介受診。初診時視力は左眼矯正0.4であった。左眼眼底は後極部やや下方に一部色素沈着を伴い中央部が脱灰化した網膜下の灰白色隆起性病変(一部網膜内へ突出)を認めた。左眼脈絡膜骨腫と診断し経過観察を行い、2012年光干渉断層計にて脈絡膜骨腫の一部が網膜を突き抜けている所見を認めた。5月18日視力は左眼矯正0.07であった。 【考察】脱灰化と視力低下がさらに進行することが予測され注意深い経過観察が必要である。 |