アムロ ヒデキ
AMURO HIDEKI 安室 秀樹 所属 関西医科大学 内科学第一講座 職種 講師 |
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言語種別 | 日本語 |
発表タイトル | 免疫抑制剤大量静注療法が奏効した肥厚性硬膜炎の視神経障害の1例 |
会議名 | 第66回日本臨床眼科学会 |
学会区分 | 全国規模の学会 |
発表者・共同発表者 | ◎大津弥生, 畔 満喜, 小池直子, 秋岡真砂子, 河合江実, 安室秀樹, 西村哲哉 |
発表年月日 | 2012/10 |
開催地 (都市, 国名) |
京都 |
概要 | 【目的】肥厚性硬膜炎に視神経障害と外転神経麻痺を合併し、免疫抑制剤大量静注療法が奏効した1例を経験したので報告する。【症例】71歳女性。主訴:左眼視力低下。既往歴:6か月前 左中耳炎。抗好中球細胞質抗体(ANCA)関連血管炎にて内科でステロイド内服治療中。平成23年8月6日急激な左眼視力低下を自覚し近医を受診、虚血性視神経症を疑われ8月10日当院を紹介受診となった。初診時左眼視力光覚(+)、限界フリッカー測定不能、相対的求心性瞳孔障害、外転障害と血液検査で赤沈亢進を認めた。視神経乳頭発赤・浮腫はみられなかった。病歴と眼科所見から動脈炎性後部虚血性視神経症が最も疑われたためステロイドパルス療法を行い、手動弁となるも2週間後再発した。食餌摂取困難となり血管炎悪化を疑われ内科に入院、再度ステロイドパルス療法を行われたが効果はなかった。その後頭部造影MRIにて肥厚性硬膜炎とそれに伴う神経症状と診断され、免疫抑制剤大量静注療法を行われた。外転障害は改善し、視力は一時(0.6)に回復した。【結論】診断に苦慮した肥厚性硬膜炎の視神経障害症例を経験し、免疫抑制剤大量静注療法が著効した。
Optic Neuropathy in Hypertrophic Pachymeningitis Improved with Cyclophosphamide Pulse Therapy |