タカハシ カンジ
TAKAHASHI KANJI 髙橋 寛二 所属 関西医科大学 眼科学講座 職種 非常勤講師 |
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言語種別 | 日本語 |
発表タイトル | ドルーゼン様網膜色素上皮剥離からの長期経過で網膜色素上皮裂孔を生じた症例 |
会議名 | 第389回大阪眼科集談会 |
発表者・共同発表者 | ◎河合まり子, 有澤章子, 城信雄, 垰本慎, 永井由巳, 高橋寛二 |
発表年月日 | 2012/08 |
開催地 (都市, 国名) |
大阪 |
概要 | 【目的】ドルーゼン様網膜色素上皮剥離(drusenoid PED) の長期経過観察中に網膜色素上皮裂孔(RPE tear) が生じた症例を経験した。
【症例】61歳男性。2001年6月に当科初診。右眼黄斑部には集簇性軟性ドルーゼンを認めた。矯正視力は1.2。経過とともにドルーゼンの癒合を認め、5年以上経過してdrusenoid PEDを形成し、徐々に拡大した。2011年5月には0.2と急激な視力低下し、drusenoid PED頂部に卵円形のRPE tearを認めた。フルオレセイン蛍光造影でtear部分は過蛍光を呈し、インドシアニングリーン蛍光造影では同部で脈絡膜血管が透見され、その辺縁にRPEのrollingに伴うblockを認めた。明らかな脈絡膜新生血管(CNV) は検出されなかった。光干渉断層計で明らかなRPE欠損がみられ、その後3か月でRPE tearは拡大し、0.07まで視力は低下した。 【結論】drusenoid PEDの長期経過観察中にRPE tearが生じた稀な症例を経験した。通常のPRE tearと形態が異なり、発生機序の違いによると思われた。 |