シオジマ イチロウ
SHIOJIMA ICHIRO 塩島 一朗 所属 関西医科大学 内科学第二講座 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発表タイトル | 2型糖尿病経過中に多彩な神経症状を呈し脳原発性悪性リンパ腫が疑われた1例 |
会議名 | 第49回日本糖尿病学会近畿地方会 |
学会区分 | 地方会 |
発表形式 | 口頭 |
講演区分 | 一般 |
発表者・共同発表者 | ◎藤尾智紀, 豊田長興, 西村久美子, 田代香織, 浮田千津子, 西川光重, 塩島 一朗 |
発表年月日 | 2012/11 |
開催地 (都市, 国名) |
京都 |
概要 | 症例は87歳女性。2型糖尿病にて近医通院中で、ボグルボース0.6mg
にて、HbA1c(NGSP) 6.5%前後であった。2011年12月中旬から歩行困 難となり、20日当科紹介受診。明らかな神経学的所見なく、その後 改善傾向を示すも、2012年1月初旬から左半身麻痺等出現し、20日頭 部MRIから多発性脳梗塞と診断され当科緊急入院。その後改善なく、 頭部MRI、全身FDG-PETから、脳原発性悪性リンパ腫が最も疑われた が、精査加療は拒否された。一方、入院時HbA1c(NGSP) 8.1%と悪化 しており、シタグリプチン50mg、ピオグリタゾン15mg、グリメピリ ド0.5mgの追加を行い、血糖値は改善した。【考察】糖尿病担当医が 、慢性期脳梗塞を担当することもあるが、両者は画像上鑑別が困難 であり、常に本疾患を念頭におく必要があると思われた。 |