タカハシ カンジ
TAKAHASHI KANJI 髙橋 寛二 所属 関西医科大学 眼科学講座 職種 非常勤講師 |
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言語種別 | 日本語 |
発表タイトル | ドルーゼン様網膜色素上皮剥離からの長期経過で網膜色素上皮裂孔を生じた症例 |
会議名 | 第42回関西医科大学眼科同窓会 春の勉強会 |
発表者・共同発表者 | ◎河合まり子, 有澤章子, 城信雄, 永井由巳, 髙橋寛二 |
発表年月日 | 2013/05 |
開催地 (都市, 国名) |
大阪 |
概要 | 【目的】ドルーゼン様網膜色素上皮剥離(drusenoid PED)の長期経過観察中に網膜色素上皮裂孔(RPE tear)が生じた症例を報告する。
【症例】61歳男性。2001年6月12日、左眼変視症で当科受診。初診時矯正視力は右1.2、左0.9で、眼底には左眼は脈絡膜新生血管(CNV)を伴うPEDを認め、右眼黄斑部には集簇性軟性ドルーゼンを認めた。左眼は典型加齢黄斑変性の経過をとった。右眼は経過とともにドルーゼンの癒合を認め、5年以上経過してdrusenoid PEDを形成した。その後drusenoid PEDが拡大し、2011年5月に0.2まで急激な視力低下と変視を認めた。その際、drusenoid PED頂部に卵円形のRPE tearを認めた。インドシアニングリーン蛍光造影では明らかなCNVは検出されなかった。その後RPE tearは拡大し、0.07まで視力は低下した。 【結論】CNVを伴わないPEDに発生するRPEtearは通常急速に拡大するPEDの辺縁に起こるが、本例ではPED頂部に生じた。RPE下に長期間ドルーゼン物質が蓄積し、緩徐に癒合拡大したことが関与していると思われた。 |