タカハシ カンジ
TAKAHASHI KANJI 髙橋 寛二 所属 関西医科大学 眼科学講座 職種 非常勤講師 |
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言語種別 | 日本語 |
発表タイトル | Tilted disc syndrome に伴う漿液性網膜剥離に対して光線力学療法を行った3 症例 |
会議名 | 第42回関西医科大学眼科同窓会 春の勉強会 |
発表者・共同発表者 | ◎有澤章子, 永井由巳, 西川真生, 平本裕盛, 三木克朗, 久保木香織, 高橋寛二 |
発表年月日 | 2013/05 |
開催地 (都市, 国名) |
大阪 |
概要 | 【目的】Tilted disc syndromeに伴う網膜剥離に対して光線力学療法(PDT)を行い、速やかに吸収をみた3例を経験した。
【症例】当院を受診したTilted disc syndromeの内、網膜剥離を伴っていた3例にPDTを行った。男性1例、女性2例。平均年齢は60.3歳。強度近視眼底を示し、黄斑部には網膜色素上皮(RPE)の変性を認め、網膜剥離を伴っていた。FAで顆粒状過蛍光を認めたが、蛍光漏出点は認めなかった。IAでは3例とも強膜屈曲部で晩期にRPEと脈絡膜毛細血管板の萎縮による低蛍光とその周囲の過蛍光を示した。光干渉断層計では黄斑部の脈絡膜と網膜がドーム状に隆起し、網膜剥離を認めた。脈絡膜は周辺部に比べ菲薄化していた。 【結果】reduced PDT(照射時間を半減)施行後、全例で網膜剥離は吸収したが、2例は再発を認め再治療を行った。 【結論】Tilted disc syndromeに伴う網膜剥離に対して、PDTは網膜剥離を吸収させ得る有効な治療法であると思われた。 |