タカハシ カンジ
TAKAHASHI KANJI 髙橋 寛二 所属 関西医科大学 眼科学講座 職種 非常勤講師 |
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言語種別 | 日本語 |
発表タイトル | アイキャンプ2012 |
会議名 | 第42回関西医科大学眼科同窓会 春の勉強会 |
発表者・共同発表者 | ◎松山加耶子, 西村哲哉, 髙橋寛二 |
発表年月日 | 2013/05 |
開催地 (都市, 国名) |
大阪 |
概要 | ネパールの最貧地域の一つであるヒマラヤ地域タトパニ、マナン地域でアイキャンプを行い結果報告する。ネパール医療は 30 年前と比較すると飛躍的に進歩している。しかしその進歩の中でも、まだまだ 眼科医療は遅れており、また貧富の差から生まれた 医療難民が多く見られる。12月タトパニは 3科キャ ンプを行うという事で眼科、形成外科、耳鼻科の医師が同行し、現地との打ち合わせも他科の必要薬品 などしっかりと打ち合わせをした。医師8人、看護師6人、ボランティア3人が参加し12月24-26日3日間で眼科外来 561 人 、白内障手術 58 例 、耳鼻科外来 269 人、手術4例 、皮膚科外来190人、手術18例、合計 外来 1020 人 手術 80 例を施行することができた。
また今年はヒマラヤ地域に行くということで5 月マナンと言う場所でアイキャンプを施行した。5月5日―7日の3日間キャンプを行い、医師4人、看護師2人、ボランティア4人参加し、眼科外来359人、眼鏡処方60人、眼科手術22人、鍼灸外来 400 人超の診察を行うことができた。両キャンプとも停電のため発電機を使用し、医療機械、薬剤は日本から搬入又は現地で手配した。 ネパールアイキャンプでは現在、医療格差による医療難民が多くみられ、また北部の過疎地はアイキャンプがほとんど行われず医療を受けたことのない人が多数存在している。医療設備の充実、患者教育、継続的な医療支援が重要であると思われた。 |