タカハシ カンジ   TAKAHASHI KANJI
  髙橋 寛二
   所属   関西医科大学  眼科学講座
   職種   非常勤講師
言語種別 日本語
発表タイトル 加齢黄斑変性におけるルセンティス®の無反応例と反応不良例
会議名 第42回関西医科大学眼科同窓会 春の勉強会
発表者・共同発表者◎小池直子, 尾辻剛, 正健一郎, 津村晶子, 津田メイ, 西村哲哉, 髙橋寛二
発表年月日 2013/05
開催地
(都市, 国名)
大阪
概要 【目的】滲出型加齢黄斑変性(AMD)に対するルセンティス®硝子体内投与(IVR)における導入期無反応例(ノンレスポンダー)と、導入期には一定の効果があるが治療の反復により効果が減弱する(タキフィラキシー)症例について、昨年異なる母集団での報告を行ったが、両者の比較のため今回同一母集団で後ろ向きに検討した。
【対象と方法】対象はAMDに対するIVR単独治療で初回投与から12か月経過観察した155眼である。ノンレスポンダー(N例)とタキフィラキシー例(T例)の判定には視力およびOCTによる中心窩網膜厚の減少率を使用した。
【結果と結論】N例は19眼(12.3%)T例は7眼(4.5%)にみられ、N例の1眼、T例の2眼を除き網膜色素上皮下の病変であった。両者とも病型など症例の背景に差はなく、追加治療としてのPDTは一定の効果があった。タキフィラキシー例では一時的な休薬でIVR再開時に効果が改善する可能性がある。