オオナカ マサユキ
OHNAKA MASAYUKI 大中 誠之 所属 関西医科大学 眼科学講座 職種 講師 |
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言語種別 | 日本語 |
発表タイトル | 難治性滲出型加齢黄斑変性に対するアフリベルセプト硝子体内投与の1年成績 |
会議名 | 第68回臨床眼科学会 |
学会区分 | 全国規模の学会 |
発表者・共同発表者 | ◎大中誠之, 永井由巳, 三木克朗, 木村元貴, 千原智之, 髙橋寛二 |
発表年月日 | 2014/11 |
開催地 (都市, 国名) |
神戸 |
概要 | 目的】滲出型加齢黄斑変性(AMD)で以前に何らかの治療を受け、再発または耐性を認めた症例に対してアフリベルセプト硝子体内投与(IVA)を単独で行い、1年後の滲出所見と視力変化について検討した。
【対象と方法】症例は関西医大枚方病院でAMDと診断した70例72眼である。男性50例52眼、女性20例20眼で、平均年齢は73.9歳であった。病型は典型AMD35眼(Gass分類I型のみ28眼、I+II型7眼)、ポリープ状脈絡膜血管症35眼、網膜血管腫状増殖2眼であった。前治療は血管内皮増殖因子阻害薬の硝子体内投与70眼、光線力学的療法16眼、トリアムシノロンのテノン嚢下注射1眼であった(重複あり)。IVAは必要時(PRN)投与とし、初回IVA前と1か月後、6か月後、12か月後の中心窩網膜厚(CRT)を光干渉断層計で測定し、滲出所見に対する効果を検討した。また12か月後までの視力変化を病型別、再発・耐性例別に後ろ向きに検討した。 【結果】初回IVA前のCRTは平均305μmで、1か月後(144μm)から12か月後(179μm)まで有意な減少を認めた(P<0.01)。平均logMAR視力はIVA12か月後まで維持(0.452→0.456)され、logMAR視力0.3以上を有意な変化とすると悪化は6眼(8.3%)であった。病型別、再発・耐性例別で視力変化に差はみられなかった。IVAの回数は1年間で平均3.3回(1~8回)であった。 【結論】再発や耐性を示すAMDに対しアフリベルセプトのPRN投与を行うことで、比較的少ない治療回数で1年間にわたり視機能は維持された。 |