オオナカ マサユキ   OHNAKA MASAYUKI
  大中 誠之
   所属   関西医科大学  眼科学講座
   職種   講師
言語種別 日本語
発表タイトル 黄斑欠損に合併した脈絡膜新生血管に対するアフリベルセプト硝子体内投与
会議名 第401回大阪眼科集談会
発表者・共同発表者◎高橋元, 大中誠之, 境友起夫, 三木克朗, 中内正志, 高橋寛二
発表年月日 2014/08
開催地
(都市, 国名)
大阪
概要 【目的】黄斑欠損は先天性または胎齢期の感染症などにより生じるまれな疾患である。黄斑欠損に合併した脈絡膜新生血管(CNV)に対してアフリベルセプト硝子体内投与(IVA)を行った1例を報告する。
【症例】60歳男性。平成25年11月中旬から右眼視力低下を自覚。近医で右眼黄斑欠損と網膜下出血を指摘され、精査加療目的で 月 日当院紹介受診。右眼矯正視力0.1。4乳頭径大の黄斑部脈絡膜欠損とその鼻側縁に灰白色病巣と網膜下出血を認めた。フルオレセインとインドシアニングリーン蛍光眼底造影の結果、脈絡膜欠損部は低蛍光を示し、灰白色病巣に一致してclassic CNVを認めた。OCTでは中心窩の網膜および脈絡膜欠損とその部位の強膜の菲薄化、後方への突出を認め、その鼻側縁にはGass分類II型のCNVと網膜浮腫を認めた。黄斑欠損に合併したCNVと診断し、右眼にIVAを施行。治療後CNVは退縮し、4カ月後の矯正視力は0.3と改善した。
【結論】黄斑欠損に合併したCNVに対してIVAは有効であった。