オオナカ マサユキ   OHNAKA MASAYUKI
  大中 誠之
   所属   関西医科大学  眼科学講座
   職種   講師
言語種別 日本語
発表タイトル 滲出型加齢黄斑変性の網膜色素上皮下病巣に対するアフリベルセプト単回投与の効果
会議名 第43回関西医科大学眼科同窓会 春の勉強会
発表者・共同発表者◎大中誠之, 永井由巳, 有澤章子, 平本裕盛, 三木克朗, 木村元貴, 尾崎絢子, 髙橋寛二
発表年月日 2014/05
開催地
(都市, 国名)
大阪
概要 【目的】ラニビズマブ硝子体内投与(IVR)で再発や耐性を示す滲出型加齢黄斑変性(AMD)の症例にアフリベルセプト硝子体内投与(IVA)を行い網膜色素上皮下病巣に対する効果を検討した。
【対象】症例はIVRからIVAにスイッチした72例73眼である。男性54例、女性18例で、平均年齢は73.1歳(57~88歳)であった。
【方法】IVA直前と1か月後の中心窩網膜厚(CRT)、Ⅰ型脈絡膜新生血管(CNV)、ポリープ状脈絡膜血管症におけるCNV厚、ポリープ状病巣厚、漿液性網膜色素上皮剥離(PED)の高さ(PED高)を光干渉断層計で測定した。
【結果】CRTは平均287±187μmから138±52μm、Ⅰ型CNV厚は平均79±39μmから51±36μm、ポリープ状病巣厚は平均254±104μmから150±105μm、漿液性PED高は248±148μmから156±115μmとそれぞれ有意に減少した(P<0.01)。投与6か月後の視力変化は改善2眼、不変45眼、悪化2眼で、視力は維持された。
【結論】IVRで再発や耐性を示すAMDの網膜色素上皮下病巣に対してIVAは有効であった。