タカハシ カンジ
TAKAHASHI KANJI 髙橋 寛二 所属 関西医科大学 眼科学講座 職種 非常勤講師 |
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言語種別 | 日本語 |
発表タイトル | 血腫移動術後急速に滲出性網膜剥離が悪化し硝子体手術を要した加齢黄斑変性の一例 |
会議名 | 第43回関西医科大学眼科同窓会 春の勉強会 |
発表者・共同発表者 | ◎小池直子, 尾辻剛, 正健一郎, 津村晶子, 津田メイ, 西村哲哉, 高橋寛二 |
発表年月日 | 2014/05 |
開催地 (都市, 国名) |
大阪 |
概要 | 目的:血腫移動術後に急激に網膜剥離が悪化し、硝子体手術に至った加齢黄斑変性の一例を経験したので報告する。
症例:56歳男性。主訴は約3週間前からの右眼視力低下。矯正視力は0.3で中心窩耳下側に出血性網膜色素上皮剥離、黄斑下に網膜下出血を認めた。ポリープ状脈絡膜血管症(PCV)と診断しラニビズマブ硝子体内投与を3回施行し滲出は消失した。7か月後出血が急激に拡大したためSF6ガス注入による血腫移動術を施行。術後4日目より網膜剥離が出現し全象限へ至る胞状網膜剥離となった。硝子体手術を施行し術後網膜は復位し滲出性変化は消失した。 考察:ガス注入後の滲出性網膜剥離の発症原因としてガスによる圧迫のためPCVからの滲出が急激に増強した、小さな網膜色素上皮裂孔が生じたなどの可能性が考えられた。 結論:ガス注入による血腫移動術の合併症のひとつとして、滲出性網膜剥離があり急激に拡大しうることに注意を要する。 |