オオナカ マサユキ
OHNAKA MASAYUKI 大中 誠之 所属 関西医科大学 眼科学講座 職種 講師 |
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言語種別 | 日本語 |
発表タイトル | 視神経萎縮で発見された眼窩深部の巨大表皮様嚢胞の一例 |
会議名 | 第43回関西医科大学眼科同窓会 春の勉強会 |
発表者・共同発表者 | ◎藤原敦子, 城信雄, 有澤章子, 大中誠之, 木村元貴, 髙橋寛二, 岩田亮一, 淺井昭雄, 植村芳子 |
発表年月日 | 2014/05 |
開催地 (都市, 国名) |
大阪 |
概要 | 症例は53歳女性、12年前に左眼を打撲、その後左眼の視力低下、眼球突出を認めたが放置、最近悪化し関西医科大学附属枚方病院眼科を紹介受診した。初診時、左眼視力は光覚なく視神経乳頭は萎縮していた。CTで左眼窩筋円錐内に眼窩先端部まで及ぶ長径5cm大の楕円形腫瘤が、眼窩内視神経を鼻側に圧排していた。MRIのT2強調像で腫瘤内部は高信号を示し、腫瘤辺縁のみ造影された。整容及び診断目的で経頭蓋的に腫瘍摘出術を関西医科大学附属枚方病院脳神経外科にて施行した。病理所見では、嚢胞壁は重層扁平上皮で皮膚付属器を含まず、内部は大量の角化物質で表皮様嚢胞と診断した。本症例は過去に報告された眼窩深部の表皮様嚢胞に比べ巨大で、眼球打撲が腫瘤増大に関与していると推測された。 |