オオナカ マサユキ
OHNAKA MASAYUKI 大中 誠之 所属 関西医科大学 眼科学講座 職種 講師 |
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言語種別 | 日本語 |
発表タイトル | 滲出型加齢黄斑変性のtreatment-naïve症例に対するアフリベルセプト硝子体内投与の成績」 |
会議名 | 第68回日本臨床眼科学会 |
発表者・共同発表者 | ◎永井由巳, 大中誠之, 木村元貴, 三木克朗, 髙橋寛二 |
発表年月日 | 2014/11 |
開催地 (都市, 国名) |
神戸 |
概要 | 【目的】滲出型加齢黄斑変性(AMD)で治療歴の無いtreatment naïve症例にaflibercept(2mg/0.05 ml)の硝子体内投与(IVA)を導入期3回投与を行い、その後の経過を追えた症例の成績を検討した。
【対象と方法】対象は平成25年1月から平成26年1月までに関西医大枚方病院でIVAを1か月毎に連続3回(導入期)行い、その後必要時再投与(pro re nata;PRN)で観察できたAMD 117例119眼である。平均年齢は72歳(42~87歳)で男性82例女性35例、平均経過観察期間は7.6か月(3~12か月)であった。症例の内訳は典型AMD(tAMD)が59眼(classic CNV;19眼、occult CNV;40眼)、ポリープ状脈絡膜血管症(PCV)が52眼、網膜血管腫状増殖(RAP)が9眼であった。 【結果】全症例の初回投与時の平均小数視力は0.4で、初回投与から3か月後には0.46と改善、logMAR視力換算で0.3の変化で評価すると改善は13.5%、不変は81.5%、悪化は5.0%であった。この時の黄斑部ドライ化率は93.3%であった。その後の視力は6か月後が0.45、9か月は0.45、12か月後は0.46と導入期に改善した視力を維持した。病型別の初回投与時と初回投与から3か月後の視力は、tAMD全例では0.33から0.47(classic CNV;0.16から0.21、occult CNVは0.48から0.55)、PCVは0.46から0.51、RAPは0.25から0.31と全群で改善し、維持期も維持できていた。 【結論】AMDに対するIVAは、病型やClassic病変の有無に関わらず、視力の改善、維持効果を認め、有効な治療方法と思われた。 |