タカハシ カンジ
TAKAHASHI KANJI 髙橋 寛二 所属 関西医科大学 眼科学講座 職種 非常勤講師 |
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言語種別 | 日本語 |
発表タイトル | 角膜移植ドナー強角膜片の細菌学的検討 |
会議名 | 角膜カンファレンス2015 |
学会区分 | 全国規模の学会 |
発表者・共同発表者 | ◎浜野和代, 舘野寛子, 嶋千絵子, 三間由美子, 垰本慎, 髙橋寛二 |
発表年月日 | 2015/02 |
開催地 (都市, 国名) |
高知 |
概要 | 目的:関西医大附属病院、附属香里病院の角膜移植ドナー強角膜片の細菌学的検討
方法:2011年~2014年の間に角膜移植ドナー強角膜片の培養検査を行った16眼を、細菌検出率、検出菌、薬剤感受性、術後経過、ドナーの年齢、眼球摘出から移植までの時間について後ろ向きに調査・検討した。 結果: 細菌検出率は16眼中6眼(37.4%)。検出菌は、MRSA(methicillin resistant Staphylococcus Aureus)、MRSE(methicillin resistant Staphylococcus epidermidis)、Corynebacterium spp、Staphylococcus heamolyticas、MRCNS(methicillin resistant CNS)、Stenotrophomonas maltophilia 各1眼であった。薬剤感受性は、検出された全ての菌に多剤薬剤耐性を認めた。全例で術後感染症は認めなかった。ドナーの平均年齢は、菌検出例79.2±13.7歳、非検出例59.9±18.7歳。眼球摘出から移植までの平均時間は菌検出例106.8±62.4時間、非検出例123.3±26.6時間であった。 結論:菌検出例、非検出例で各検討項目に有意差は認めなかったが、耐性菌が今後増えていく可能性があり、術後感染症には耐性菌も念頭に置いて注意深く観察する必要がある。 |