タカハシ カンジ
TAKAHASHI KANJI 髙橋 寛二 所属 関西医科大学 眼科学講座 職種 非常勤講師 |
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言語種別 | 日本語 |
発表タイトル | Ex-PRESS挿入術後のブレブナイフを用いた濾過胞再建術の成績 |
会議名 | 第26回日本緑内障学会 |
学会区分 | 全国規模の学会 |
発表形式 | ポスター掲示 |
講演区分 | 一般 |
発表者・共同発表者 | ◎千原智之、城信雄、中内正志、松原敬忠、加賀郁子、吉川匡宣、浜野和代、南部裕之、髙橋寛二 |
発表年月日 | 2015/09 |
開催地 (都市, 国名) |
名古屋 |
概要 | 【目的】
Ex-PRESS挿入術後のブレブナイフを用いた濾過胞再建術の成績を検討した。 【対象と方法】 2013年5月~2015年3月に濾過胞再建術を行った20例22眼を対象とし、後ろ向きに検討した。病型は原発開放隅角緑内障18眼、落屑緑内障3眼、続発開放隅角緑内障1眼、年齢は平均72.8歳、Ex-PRESSから濾過胞再建術までの期間は1.4~15.5(平均5.0)か月、再建術後の観察期間は2.0~22.4(平均9.5)か月であった。手術は円蓋部の結膜に小切開を加え、0.04%マイトマイシンCとキシロカインの等量混合液(0.1ml)を結膜下注射し、ブレブナイフで結膜下および強膜弁下の癒着を解除した。Ex-PRESSは摘出しなかった。結膜縫合後に人工房水を前房内に注入し濾過胞が拡大することを確認した。 【結果】 術前平均眼圧19.4mmHg、術後1週、1か月、2か月、3か月は各々9.9、14.8、15.6、16.2mmHgであった。Kaplan-Meier法による生存解析では、16mmHg以下の眼圧コントロール率は63.3%(6か月)、13mmHg以下では30.7%(6か月)であった。6眼(27.3%)で緑内障再手術を要した。 【結論】 Ex-PRESS挿入術後、小切開で濾過胞再建を試みても長期に渡って10mHg台前半以下の眼圧をめざすのは難しい。 |