オオナカ マサユキ
OHNAKA MASAYUKI 大中 誠之 所属 関西医科大学 眼科学講座 職種 講師 |
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言語種別 | 日本語 |
発表タイトル | 未治療滲出型加齢黄斑変性に対するアフリベルセプト治療後の再発症例の検討
Study of recurrence cases after intravitreal aflibercept for wet AMD AMDに対するIVA後の再発 |
会議名 | 第120回日本眼科学会総会 |
学会区分 | 全国規模の学会 |
発表形式 | 口頭 |
講演区分 | 一般 |
発表者・共同発表者 | ◎大中誠之, 永井由巳, 正健一郎, 三木克朗, 木村元貴, 千原智之, 髙橋寛二 |
発表年月日 | 2016/04 |
開催地 (都市, 国名) |
仙台 |
概要 | 【目的】未治療滲出型加齢黄斑変性(AMD)に対してアフリベルセプト硝子体内投与(IVA)を行い、初回治療から半年以内に滲出性所見が再燃した症例(早期再発群:早期群)と半年から1年以内の症例(後期再発群:後期群)について比較検討した。
【対象と方法】対象は関西医大枚方病院で滲出型AMDに対してIVAを導入期3回行い、1年以内に再発した67例69眼である。病型は典型AMD25眼、ポリープ状脈絡膜血管症(PCV)39眼、網膜血管腫状増殖(RAP)5眼で、早期群44眼(63.8%)、後期群25眼(36.2%)であった。これら2群間において、年齢、病型、病変最大径(GLD)、治療前の色素上皮剥離(PED)の有無、滲出消失までのIVA回数、視力・中心網膜厚(CRT)・中心脈絡膜厚(CCT)の変化について比較検討した。 【結果】早期群と後期群の年齢、GLD、治療前の視力・CRT・CCTに有意差はなかった。典型AMD、PCV、RAPの早期群はそれぞれ17眼(68%)、25眼(64%)、2眼(40%)であった。治療前のPED随伴例は早期群18眼(41%)、後期群7眼(28%)であった。滲出消失までのIVA回数は、早期群では1回29眼(66%)、2回10眼(23%)、3回5眼(11%)に対して、後期群では23眼(92%)が1回であった。両群間において視力・CRT・CCTの変化に有意差はなかったが、両群ともに導入期治療で減少したCRTとCCTは再発時点で有意に増加した。 【結論】早期群は後期群と比較して、治療前のPED随伴症例が多い傾向にあり、滲出消失までに複数回のIVAを要する症例が多かった。 |