タカハシ カンジ
TAKAHASHI KANJI 髙橋 寛二 所属 関西医科大学 眼科学講座 職種 非常勤講師 |
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言語種別 | 日本語 |
発表タイトル | 悪性リンパ腫治療中に診断されたサイトメガロウイルス角膜内皮炎の一例 |
会議名 | 第45回関西医科大学眼科同窓会春の勉強会 |
発表形式 | 口頭 |
講演区分 | 一般 |
発表者・共同発表者 | ◎越生佳世, 三間由美子, 西村哲哉, 髙橋寛二 |
発表年月日 | 2016/05 |
開催地 (都市, 国名) |
大阪 |
概要 | 【緒言】サイトメガロウイルス(CMV)感染症は日和見感染症の原因として知られている。しかし、一般にCMV角膜内皮炎は健常者に発症するとされている。今回、悪性リンパ腫治療中に診断されたCMV角膜内皮炎の1例を経験したので報告する。
【症例】70歳女性。平成25年6月頃より原因不明の右眼虹彩毛様体炎、続発緑内障として近医で加療されていた。同年2月、悪性リンパ腫と診断され化学療法とステロイド治療が開始となった。7月頃から右眼霞視が増悪し精査加療目的で平成27年8月11日当院紹介受診。初診時、RV=0.6、RT=20mmHg、coin lesion様KP、角膜内皮減少を認めた。前房水PCR検査よりCMV陽性であった。ガンシクロビル点眼とバルガンシクロビル内服を開始し後、速やかに改善した。【考案】全身の免疫機能低下 が眼所見の増悪に関与した可能性があるが、過去 に報告はなく感染機序は不明である。原因不明の 虹彩毛様体炎、続発緑内障では常に本疾患を念頭におく必要がある。 |