タカハシ カンジ
TAKAHASHI KANJI 髙橋 寛二 所属 関西医科大学 眼科学講座 職種 非常勤講師 |
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言語種別 | 日本語 |
発表タイトル | 抗VEGF療法経過中にオニオンサインの形成過程が観察できた加齢黄斑変性の一例 |
会議名 | 第413回大阪眼科集談会 |
学会区分 | 定期開催セミナー |
発表形式 | 口頭 |
講演区分 | 一般 |
発表者・共同発表者 | ◎中川和紀, 永井由已, 三木克朗, 木村元貴, 大中誠之, 千原智之, 藤田京子, 髙橋寛二 |
発表年月日 | 2016/08 |
開催地 (都市, 国名) |
大阪 |
概要 | 【諸言】
オニオンサイン(Mukkamalaら、2012年)は遷延する加齢黄斑変性において認められる光干渉断層計(OCT)所見であり、病理組織と比較した報告でコレステロール結晶が本体であるとされている(Pangら、2015年)。 抗血管内皮増殖因子(抗VEGF)療法の経過中にOCTでオニオンサインの形成過程を観察できた加齢黄斑変性の一例を報告する。 【症例】 72歳、女性。平成24年6月より関西医大病院で、右眼網膜血管腫状増殖に対してラニビズマブ、アフリベルセプトによる抗VEGF療法を開始した。初診時、黄班部下方に網膜内新生血管と大きい漿液性網膜色素上皮剥離(PED)、軽度の網膜剥離を認め、spectral-domain(SD) OCTで網膜内に高反射巣を伴っていた。再燃を繰り返す薬剤抵抗例で、初診時より15か月でPED内の上方に硬性白斑様の脂質貯留を認めるようになり、37か月後にはPED内全体にOCTでオニオンサインを認めるようになった。 【結論】 SD-OCTによりオニオンサインの形成過程を観察できた。 |