タカハシ カンジ
TAKAHASHI KANJI 髙橋 寛二 所属 関西医科大学 眼科学講座 職種 非常勤講師 |
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言語種別 | 日本語 |
発表タイトル | Uveal effusion syndromeにおける網脈絡膜の光干渉断層計による観察 |
会議名 | 第45回関西医科大学眼科同窓会春の勉強会 |
発表形式 | 口頭 |
講演区分 | 一般 |
発表者・共同発表者 | ◎杉本八寿子, 木村元貴, 城 信雄, 中道悠太, 正健一郎, 髙橋寛二 |
発表年月日 | 2016/05 |
開催地 (都市, 国名) |
大阪 |
概要 | 【緒言】uveal effusion syndrome(UE) の2症例の光干渉断層計(OCT)所見について検討した。【症例1】67才女性。平成27年3月初診。両眼ともに真性小眼球であり、複数回の強膜開窓術の既往があった。OCTにて両眼の脈絡膜の著明な肥厚、内層~中層の多数の点状高反射がみられた。右眼は網膜外層の消失、outer retinal tubulationが、左眼は網膜色素上皮萎縮による脈絡膜反射の増強がみられた。【症例2】39才男性。平成18年初診。両眼ともに複数回の強膜開窓術の既往があった。平成23年6月OCTでは右眼はellipsoid zoneが保たれ、脈絡膜肥厚、内層~中層の多数の点状高反射がみられた。左眼は網脈絡膜の著明な菲薄化、網膜外層の消失、網膜色素上皮~脈絡膜は薄い高反射帯として描出された。
【考察】UEのOCT所見の特徴としては脈絡膜肥厚、脈絡膜内層~中層の点状高反射、陳旧期の網膜外層~脈絡膜の強い萎縮性変化があった。脈絡膜の点状高反射は高密度の脈絡膜血管を反映する所見と思われた。 |