タカハシ カンジ   TAKAHASHI KANJI
  髙橋 寛二
   所属   関西医科大学  眼科学講座
   職種   非常勤講師
言語種別 日本語
発表タイトル 病態から考える加齢黄斑変性治療戦略
会議名 Novartis Retina web symposium
招聘 招聘
発表形式 口頭
講演区分 特別講演・招待講演など
発表者・共同発表者◎髙橋寛二
発表年月日 2016/10
開催地
(都市, 国名)
大阪市
概要 加齢黄斑変性治療の治療は1990年代よりレーザー・外科的手術・薬物療法など様々なアプローチから進化を遂げていった。そして、光線力学療法とVEGF阻害剤発売により大きな変貌をとげ、視力の維持/改善が可能となった。しかしながら、本邦においてVEGF阻害剤発売後約7年が経ち、長期視力維持/改善を実現するための新たな課題が明らかになりつつある。
具体的な課題として、Proactiveな投与レジメンによる医師・患者の負担と過剰投与の回避、VEGF阻害剤の長期投与による網脈絡膜に対する負の影響である、RPE萎縮・脈絡膜の菲薄化、線維化の軽減、難治症例の対応、終わりのない投与への対処などが上げられる。
今回の講演では、これまでの治療変遷と加齢黄斑変性の病態について解説する。また、各病型・病期ごとに注目すべき所見と課題を提示し、そして、長期視力維持/改善を目指した、最新の知見に基づく治療アプローチについて検討する。