コバヤシ サンシロウ
KOBAYASHI SANSHIRO 小林 三四郎 所属 関西医科大学 内科学第三講座 職種 助教 |
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言語種別 | 日本語 |
発表タイトル | 当院患者における腸管ベーチェット病重症度基準(案)を用いた重症度判定についての検討 |
会議名 | 第109回日本消化器病学会総会 |
学会区分 | 全国規模の学会 |
発表形式 | 口頭 |
講演区分 | 一般 |
発表者・共同発表者 | ◎福井寿朗 上森淳史 大津拓也 佐野泰樹 高折綾香 西紋周平 小林三四郎 中丸洸 伊藤嵩志 松本泰司 青井一憲 中村尚広 本澤有介 富山尚 深田憲将 田原智満 長沼誠 |
発表年月日 | 2023/04/06 |
開催地 (都市, 国名) |
長崎県長崎市(出島メッセ長崎) |
開催期間 | 2023/04/06~2023/04/08 |
学会抄録 | 第109回 日本消化器病学会総会 プログラム・抄録集 A348 |
概要 | 【目的】腸管ベーチェット病(BD)において重症度基準を作成するプロジェクトが調査研究班において現在進行中である.重症度基準(案)を用いて当科患者の重症度を判定し,その妥当性・問題点について考察する.【方法】対象は2006-2022年に当科通院歴のある腸管BD(疑い)患者.腹痛・圧痛・出血・CRP・潰瘍病変より重症度を評価し(表),判定された重症度と介入した治療内容の妥当性を単施設にて検討した.【結果】単純性潰瘍4例と腸管BD疑い9例,不全型6例の計19例が集積され,治療介入前重症度判定では中等症,重症が6例,11例,介入後は9例,2例であった.重症度判定は介入前の18例(95%),介入後の12例(63%)が潰瘍病変によりなされていた.中等症では入院1例(17%),PSL介入2例(33%),抗TNFα製剤使用例・手術例はなかったが,重症例では入院7例(64%),5例(45%)で抗TNFα製剤が使用され,3例(27%)で手術が行われた.【結論】入院・手術例や抗TNFα製剤使用例は重症例に多く認められ,重症度に沿った治療法や転帰になっていると考えられた.現在妥当性検討のための多施設共同研究が計画・実施されており,今後多くの症例の集積による重症度基準(案)の妥当性を検討する予定である. |